スライドレールの取付け

スライドレールの取付ねじ

スライドレールの取付ねじにはM4を使用しますが、取付スペースが図1のように狭いため、頭部の高さの低いトラスねじか、バインドねじを使用してください。

下表に示す各形番はスライドレールの取付ねじが異なりますのでご注意ください。

呼び形番 トラスねじ バインドねじ 皿ねじ
FBL27S形/ 27S-P14形/ 27D形 M3 M3 , M4
E15形 M2.6
E20形/ D20形 M3
FBL35E形 M3 M3
E36RS形 M4

注)トラスねじ、バインドねじ、皿ねじ JIS B 1111付属書参照。

スライドレールの取付方法

最大ストロークした状態で、インナレール、またはドロワレールとアウタレールが重なった部分のアウタレールの取付けは、インナレール、またはドロワレールを後方に移動し、アクセスホールを利用してねじを締付けます。

※ 以下の形番につきましては図3に示すよう、インナレールまたはドロワレールを引き抜いた状態で取付けてください。

形番:FBL27S-P14,FBL35S-P13,FBL35S-P14,FBL35M,FBL35J,FBL35B,FBL35E-P14,
FBL35G-P13,FBL35G-P14,FBL51H-P13,FBL51H-P14,FBL56H-P13,FBL56H-P14

また、ロック機構がついているFBL35G-P13,FBL35G-P14,FBL51H-P13,FBL56H-P13形のアウタレール、キャビネットレールを取付けるときは、図4で示すようにロックプレートを図の矢印方向に手で押してロックを解除しアクセスホールの位置を調節してください。

※ 以下の形番につきましては図5に示すよう、インナレールを収納方向へスライドさせて取付けてください。この際、完全にアウタレールから引き抜くのは避けてください。引き抜くと再度アウタレールに挿入する際、入れづらい場合があります。

形番:FBL27S,FBL35S

許容荷重および取付姿勢について

図6に示す取付姿勢以外での使用についてはTHKにお問い合わせください。
スライドレールの許容荷重は、最大ストローク時にインナレールの中央位置に2本1組で負荷できるPa方向の荷重を表わしております。
図7の取付姿勢は、“FBL35B形”のみ適応されます。

図8の取付姿勢は、“FBL35F形”に適応されます。
図9の取付姿勢は、“FBL48DR形”に適応されます。また、モーメント荷重が作用しないよう、ボール及びリテーナ中心線上にドア重心を位置させ、吊り金具のA部は回転自在構造としてください。
図10の取付姿勢は、“E36RS形”に適応されます。
“FBL48DR形”“E36RS形”は、他のスライドレールと異なりレール1本での使用となるため、作用荷重位置はボール及びリテーナの中心線上に来るよう設定してください。

表面処理

スライドレールの表面処理は、電気亜鉛メッキ(三価クロメート処理)を標準仕様としています。
E形、D形のアルミ製のスライドレールは、白色アルマイト処理が標準仕様です。E36RS形のスライダは電気亜鉛メッキ(三価クロメート処理)、レールは白色アルマイト処理が標準仕様です。その他、表面処理についてはTHKにお問い合わせください。

取付手順とメンテナンス