すきま調整ボルトを使用する場合

  • ベースにレール2と3を、テーブルにレール1を取付面に正しく密着させてレール取付ボルトをしっかりと締付けます。
  • テーブルにレール4を仮締めします。

    注)レールの取付ボルトは組付けた状態で本締めできるよう、設計にご注意ください。

  • ベースとテーブルを図1のように設置し、ローラーケージを端部から挿入します。このとき、すきまがなくケージが入らない場合は、レール4を調整ボルト側へずらしてから再度調整ください。
  • 図1のようにダイヤルゲージをセットし、テーブルを左右に軽く押しながら、あそびを感じられなくなるまで、全調整ボルトを一様に軽くねじ込みます。
  • レール端部にストッパを取付けます。
  • テーブルを摺動させて所定のストロークが得られるようケージの位置を修正します。
  • 図2、1)のようにローラーケージをレール中央に位置させ、ローラーが存在する範囲内にある調整ボルトb, c, dを、ダイヤルゲージが所定の変位量を示すまでトルクレンチなどで均等に締付けます。調整した箇所の取付ボルトを本締めします。

    注)ダイヤルゲージの変位量が、ローラーケージ1列の予圧量となります。

  • 図2、2)のようにテーブルをずらして残りの調整ボルトa, eも同一手順で締付けます。

    注)数台組付けるときは、1台目の調整ボルトの締付トルクあるいは摺動抵抗力を測定しておき、2台目からは締付トルクか摺動抵抗力が同じになるように組立てればほぼ同一の予圧が与えられます。