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精密ロータリーボールねじ

標準リードナット回転ボールねじDIR形は、シンプルナットボールねじとサポートベアリングを一体構造としたナット回転ボールねじです。ボールねじナットはデフレクタ方式によるボール循環構造となっており、ボールねじナット内部に埋込まれたデフレクタの溝に沿って隣の転動面に移り、再び負荷域循環し、無限転がり運動をします。
BLR形は、ボールねじナットとサポートベアリングが一体構造になったナット回転
ボールねじユニットです。

種類

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  • 大リード
  • 予圧
  • 無予圧
  • オフセット予圧
  • エンドキャップ式
  • デフレクタ式
  • ロータリーナット
  • 精密(位置決め)
ロータリーナット DIR形
  • 精密(位置決め)
  • 予圧
  • オフセット予圧
  • デフレクタ式
  • ロータリーナット

ねじ軸径ø : 16,20,25,32,36,40

ロータリーナット BLR形
  • 精密(位置決め)
  • 大リード
  • 無予圧
  • エンドキャップ式
  • ロータリーナット

ねじ軸径ø : 16,20,25,32,36,40,50

特長

構造と特長

DIR形

標準リードナット回転ボールねじDIR形は、シンプルナットボールねじとサポートベアリングを一体構造としたナット回転ボールねじです。ボールねじナットはデフレクタ方式によるボール循環構造となっており、ボールねじナット内部に埋込まれたデフレクタの溝に沿って隣の転動面に移り、再び負荷域循環し、無限転がり運動をします。
また、1個のボールねじナットの中央で左右のねじに位相を与え、軸方向すきまをゼロ以下(予圧状態)にしたオフセット予圧ナットのため、従来のダブルナットタイプ(2個のナット間に間座を入れる方式)に比べ、コンパクトでスムーズな動きが得られます。

サポートベアリングは接触角45°のDB形の複列アンギュラベアリングで予圧を与えています。また、従来のプーリ取付用のカラーをボールねじナットと一体化しました。(A部参照)

● コンパクト

デフレクタを用いた内部循環方式のため、リターンパイプナットに比べ、外径が70~80%、全長が60~80%になり、重量も軽減され加速時の慣性力が減少できます。
また、ボールねじナットのサポートベアリングが一体構造のため高精度でコンパクトな設計ができます。さらに、ボールねじナットが軽量で慣性力が小さいため高い応答性が得られます。

● 微少位置決めが可能

標準リードボールねじのため、ボールねじナット回転でも微少な位置決めが可能です。

● 精度出しが容易

サポートベアリングの外輪を一体化することにより、ナットハウジングとの取付けは外輪フランジ端面で行うことができ、ボールねじナットの芯出しや精度出しが容易に行えます。

● 良好なバランス性

デフレクタが円周上に均等に配置されているため、ボールねじナット回転にした場合のバランス性に優れています。

● 低速域での安定性

従来、モータは低速域になると外的要因によるトルクむら、速度むらが生じやすいのですが、モータを軸とボールねじナットに個々に連結することでモータの安定回転領域にて微動送りを行うことが可能です。

BLR形

ロータリーボールねじは、ボールねじナットとサポートベアリングが一体構造になったナット回転ボールねじユニットです。サポートベアリングは接触角60°でボール数を多くしたアキシアル方向の剛性が大きいアンギュラベアリングです。
BLR形は精密ボールねじと転造ボールねじの仕様があります。

● 滑らかな動作

ラック&ピニオンによる直線運動と比較して滑らかな動作が得られます。

● 高速回転でも音が静か

BLR形はエンドキャップ方式のためボールをすくい上げる音が非常に小さく、しかもボールがボールねじナット内部を通って循環しているので、高速回転の使用においても静音です。

● 高剛性

ねじ軸回転の場合のサポートベアリングと比較してサポートベアリングが大きいため、アキシアル方向の剛性が大幅に向上します。

● コンパクト

ボールねじナットとサポートベアリングが一体構造のため、高精度でコンパクトな設計ができます。

● 簡単な取付け

ボルトでハウジングに取付けるだけで簡単にボールねじナット回転機構が得られます。(ハウジング内径公差はH7を推奨します。)